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君自身の哲学へ (単行本)

 
君自身の哲学へ

「自分だけのスタイル」をもつことで、人生はどう変わっていくのか? 当代随一の哲学者による新たな思索の誕生!

著者 小林 康夫
ジャンル 文芸・人文・エッセイ
出版年月日 2015/03/20
ISBN 9784479392736
判型・ページ数 4-6・248ページ
定価 本体1,500円+税
フォーマット 価格
単行本 1,500円+税
電子書籍 -
 

目次

第1章 ブリコラージュ的自由のほうに
1 人間の位置をめぐって
村上春樹と「井戸」/誰もが穴の底に身を置いている/支配からの退却/今日のリアリティ/希望の可能性を開く/新しいロマン主義のほうへ

2 自分だけのスタイルに向かって
安部公房『砂の女』/奇妙な装置/実存の条件づけを解除する/ブリコラージュ的思考/状況を創造的に変容させていく/希望の装置をつくる/ダンスする/自由であることに目覚める/出来事を待つ/スタイルに本質が表れる/ゲームに出来事はない/「手がかり」は触感のなかにある

第2章 ほんとうのゲームに向かって
1 皮膚の哲学をもとめて
身体をどう掴まえるか/免疫不全への問いかけ/自他の問題のほうへ/傷なき傷つきやすさ/人類史的なスケールでの転換/近代的自我からの転回/無数のインターラクションから生まれる「わたし」/『風の谷のナウシカ』の先見性/「終わり」のゲーム

2 新しい自分の誕生
遊びと戦い/ゲームから生まれる「ゲームの規則」/異質なものと出会うこと/未知の組織化を生み出す

第3章 生と死の神話を紡ぐ
1 人生の二つの境界において
二つのトンネルに挟まれた生/蝶のように飛び立つ/落ちてくるものを受けとめる手/手を振って見送る/なにかが落ち、また飛び立っていく/親というものはいない

2 わたしという「法」への問い
カフカの「法の前」/わたしだけのための法/ひと筋の輝き/門番とは誰なのか

第4章 愛、この限りなき学び
1 存在の「意味」を問う
「わたしはどのように生きたらいいのか」/「我あり」とは何か/存在を存在させるもの/承認をめぐる戦い/無条件の肯定としての愛

2 ナルシスのレッスン
オウィディウス『変身物語』/澄みきった泉/「恋」という原理/最初の「他者」=自分自身/「呪い」を超えて花開く/泉が無条件につながる――すなわち愛

第5章 「質」の深まりのなかへ
1 存在のエコロジーへ
グローバル資本主義の現実/力学的なシステムから生物学的なシステムへ/時間変動的な価値/数値へと還元される生/過激な「意味」による存在復権/もうひとつの「抵抗」/無名の「存在の質」を感覚する

2 「つくる」こと、「たたかう」こと
原型的行為としての「つくる」/「つくる」に滲み出る「質」/根源的衝動としての「たたかう」/「たたかう」のディコンストラクション/行為の果実を断念する

第6章 「歓び」へ向かって
1 みずからを「支配する」
「権」という視点/アバターを存在せしめる/自分をよりよく世界のうちに統合する/ラディカルに人であること/一輪の花を手にとる/「無力」であるからこそ

2 わたしを「すくう」のは誰か
存在を贈る/手を通して世界を学ぶ/たったひとつの倫理的な責務/存在するとは「歓び」である

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内容説明

自由に語れない者にどうして自由が語れよう。ここに君自身の自由の手本がある。――國分功一郎氏

地下深く、引き籠もることで他者に触れるには。ネット世代に知と愛を突きつける、瑞々しい希望のディスクール。――東浩紀氏

この本は井戸だ。哲学が、知=愛(フィロソフィア)が、ここでこんこんと湧き出ている。――大澤真幸氏

各氏推薦!

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