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もてなしとごちそう (単行本)

もてなしとごちそう

もてなしとごちそう (単行本)

旅をしていると、誰かの家に誘われて食事をするということがある。忘れえぬ人と料理をめぐる17のエッセイ。

著者 中村 安希
ジャンル 文芸・人文  ・ 社会
出版年月日 2020/09/24
ISBN 9784479393542
判型・ページ数 四六 ・ 256ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税)

内容紹介


食べ継がれてきた世界各地の料理を味わい尽くす。

見知らぬ土地の見知らぬ人からご飯に招いてもらい、
それを食べ、大笑いして、深い友情を結び、
お腹を壊し、熱を出し、それでも食べる。
―――藤原辰史(巻末寄稿より)

 世界を旅する途上で出会った人に招かれて食べた
 その土地と文化に根ざした料理の味。
 なぜその料理は食べ続けられてきたか。

 なぜひとはだれかと一緒に食べるのか。
 ひとを「もてなす」行為とはどういうことなのかを問う、
 味覚と嗅覚を刺激する「食の歓待」17篇。

◇登場する料理◇
ジンバブエの青空の下で食べた中華麺、
スロヴェニアの薄黄色の澄んだ牛骨スープ、
エジプトの春の始まりを祝うボラ料理、
タンザニアのココナッツミルクとトマトソースで煮込んだ揚げ魚、
山岳地帯ラダックの濃厚な青野菜が詰まった蒸し餃子、
新年の祈りを込めた香港のお刺身サラダ…

著者プロフィール

  • 1979年京都府に生まれ、三重県で育つ。カリフォルニア大学アーバイン校芸術学部演劇科卒。香港大学大学院ジャーナリズム専攻修士課程修了。ノンフィクション作家。2009年、47カ国を巡る旅をもとに書いた『インパラの朝』で開高健ノンフィクション賞を受賞。 他に『Beフラット』、『食べる。』、『愛と憎しみの豚』、『リオとタケル』、『N女の研究』、『ラダックの星』などがある。

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