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読書のチカラ (単行本)

読書のチカラ

読書のチカラ (単行本)

高度な刺激社会には、楽しいことならいっぱいあるのに、それでも本を読む理由。読書と生きる力はどこでつながるのかを問い直す試み

著者 齋藤 孝
出版年月日 2011/05/19
ISBN 9784479793175
判型・ページ数 四六 ・ 200ページ
定価 1,430円(本体1,300円+税)

目次

プロローグ あらためて問う、本を読む意味<br />第1章 私たちを動かす「見えないチカラ」<br />第2章 人生は「出会い」で決まる<br />第3章 私たちに残された叡智について<br />第4章 読書を続ける5つの習慣<br />第5章 読書力10倍アップの技法<br />あとがきにかえて 人は本を読むことで大人になる

内容紹介

およそ人類が到達してきた思考は、きわめて深いのである。それは、地層の奥深くを流れる清らかな地下水のようなものといえるだろう。
 それに比べれば、私たちが日常的に直面するトラブルは、川の水面の濁り水にすぎない。たしかに飲めば苦いが、深く潜れば清流がある。要は、それを知っているか否か、潜る術を身につけているか否かが大事なのである。
 その能力を授けてくれるのが、読書である。活字を目で追うのは疲れるし、時間もかかる。その意味では、まったく今風ではない。しかし、その忍耐を越えることによって、初めて清流にたどり着けるのである。
――「はじめに」より


「本は偉大な師にも友にもなり得る。その交わりの深さ、影響の大きさは、生身の人間との交流をしのぐかもしれない」と断言する著者の経験と、鋭利な視点を通して、“読書と生きる力はどこでつながるのか”を問い直す試み。

著者プロフィール

  • 1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導を務める。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞。『読書力』(岩波書店)、『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『こども孫子の兵法』(日本図書センター)など著書多数。著書発行部数は1000万部を超える。

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