人並みといふこと
| 著者 | しりあがり 寿・著 |
|---|---|
| ジャンル | 文芸・小説・サブカルチャー・詩歌・写真集 |
| 出版年月日 | 2008-07-23 |
| ISBN | 9784479391777 |
| 判型 | 4-6・ 232ページ |
| 定価 | 本体 1500円 + 税 |
半分ゆるくて半分マジメ、ほんのちょっと鋭い。
辺境の漫画家、初の本格エッセイ集。
辺境の漫画家、初の本格エッセイ集。
Ⅰ
液体になった朝/僕はバンザイができない/会社員だった頃の夢をみます/クラスの人並み/モノガタリの可能性/オモシロイコトを考えるとき/反論できない言い分/人並み電車/チョコレートにロゴ/なんでこんなに酒を飲むのだろう/抱いて抱かれて/必要最小善/オトナになったと感じるとき/トイレとバカヂカラ/「笑い」には二種類あると思う
Ⅱ
濃密な時間/これって偽善?/人並みといえば多数派/愛社ビール/酒と会社の日々/男の遺伝子/僕の小子化対策/女子が速効でもてる方法/人並みといえば美人/気になるヒト/寿命というもの/男子トイレは個室にすべきか/リモコンの罪/人並みは平均か?/インターネットは神になれるか?/恋の狩人/エロの基準/大人になったらトモダチなんかいらない
Ⅲ
夏のはじまり
Ⅳ
片づけられない男/虫のような生き方/お金持ちは尊敬しなくていいわけ/人は肩書きで変わる/人並みといえば、すさみ/究極の選択?/お金が貯まらない人/ピーマンはいつから黄色くなったか/人は独楽(コマ)/あせっちゃいけない/誰かに評価されるということ/子どもに教える/人並みといえばオリジナリティ/僕の情報と個人情報/快楽のコスト/「人並み」を探す/熱帯で絵を描く/死ぬことを禁止します/シアワセは瞬間/
液体になった朝/僕はバンザイができない/会社員だった頃の夢をみます/クラスの人並み/モノガタリの可能性/オモシロイコトを考えるとき/反論できない言い分/人並み電車/チョコレートにロゴ/なんでこんなに酒を飲むのだろう/抱いて抱かれて/必要最小善/オトナになったと感じるとき/トイレとバカヂカラ/「笑い」には二種類あると思う
Ⅱ
濃密な時間/これって偽善?/人並みといえば多数派/愛社ビール/酒と会社の日々/男の遺伝子/僕の小子化対策/女子が速効でもてる方法/人並みといえば美人/気になるヒト/寿命というもの/男子トイレは個室にすべきか/リモコンの罪/人並みは平均か?/インターネットは神になれるか?/恋の狩人/エロの基準/大人になったらトモダチなんかいらない
Ⅲ
夏のはじまり
Ⅳ
片づけられない男/虫のような生き方/お金持ちは尊敬しなくていいわけ/人は肩書きで変わる/人並みといえば、すさみ/究極の選択?/お金が貯まらない人/ピーマンはいつから黄色くなったか/人は独楽(コマ)/あせっちゃいけない/誰かに評価されるということ/子どもに教える/人並みといえばオリジナリティ/僕の情報と個人情報/快楽のコスト/「人並み」を探す/熱帯で絵を描く/死ぬことを禁止します/シアワセは瞬間/
もう十年近く前、会社をやめた。
せっかく会社にしばられなくなったんだからなんかやってやろう、
としばらく考えて、とりあえずアロハを着てみた。
それもちょっと大きめでテロンテロンで、
サラリーマンはまず着ないようなヤツだ。
次に髪をのばしはじめた。でもってのびた髪をウシロで結んでみたりした。
それでもなんか物足りない。ちょうど一緒に飲んでたみうらじゅんさんに、
「僕、不良になりたいんですけど」なんて相談をした。
みうらさんは「じゃイレズミいれましょうか?」とかアドバイスしてくれた。
結局、僕はイレズミを入れる勇気がなくて髪を茶色く染めただけだった。
そのころの僕は、
会社をやめてなんか特別なものになろうとしてたわけじゃない。
どちらかといえば「人並み」になりたいと思ってた。
フツーの人は会社とマンガの二足のワラジで忙しかった僕より、
もっと楽しいことをいっぱいしてるような気がしてた。
フツーの人はもっとムダづかいしたり、サボったり女の子だましたり、
キャバクラの常連だったりイケナイこともしてると思ってた。
会社に気を使ってた自分より、
フツーの人はもっと自由で気軽なような気がしてた。
フツーの人が具体的にどーゆー人かはわからない。
ただ漠然とそんなキモチがあって、
それで「人並みに不良」になりたかったんだと思う。
「はじめに」より
せっかく会社にしばられなくなったんだからなんかやってやろう、
としばらく考えて、とりあえずアロハを着てみた。
それもちょっと大きめでテロンテロンで、
サラリーマンはまず着ないようなヤツだ。
次に髪をのばしはじめた。でもってのびた髪をウシロで結んでみたりした。
それでもなんか物足りない。ちょうど一緒に飲んでたみうらじゅんさんに、
「僕、不良になりたいんですけど」なんて相談をした。
みうらさんは「じゃイレズミいれましょうか?」とかアドバイスしてくれた。
結局、僕はイレズミを入れる勇気がなくて髪を茶色く染めただけだった。
そのころの僕は、
会社をやめてなんか特別なものになろうとしてたわけじゃない。
どちらかといえば「人並み」になりたいと思ってた。
フツーの人は会社とマンガの二足のワラジで忙しかった僕より、
もっと楽しいことをいっぱいしてるような気がしてた。
フツーの人はもっとムダづかいしたり、サボったり女の子だましたり、
キャバクラの常連だったりイケナイこともしてると思ってた。
会社に気を使ってた自分より、
フツーの人はもっと自由で気軽なような気がしてた。
フツーの人が具体的にどーゆー人かはわからない。
ただ漠然とそんなキモチがあって、
それで「人並みに不良」になりたかったんだと思う。
「はじめに」より